万能エフェクター(Multiple Effects)

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基本的な音響エフェクトの概要・機能説明、および設定値の意味を簡単にまとめました。設定値を変更して、効果をお試しください。

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エフェクト切替



エコー (Echo)

音を遅らせて再生するエフェクトです。山や洞窟での反響音を再現できます。

delayTime:音を遅らせる時間(単位: 秒)。
feedback:遅延音が繰り返される回数や強度。

ピッチシフター (Pitch Shifter)

音のピッチ(高さ)を上下にシフトするエフェクトです。

pitch: ピッチのシフト量(セミトーン単位)。

リバーブ (Reverb)

リバーブは、音が壁や天井などに反射して、空間に広がる残響音をシミュレートするエフェクトです。
リバーブを追加することで、音に奥行きや空間的な広がりを持たせることができ、 ライブホールや教会のような特定の環境の響きを再現します。

decay:音が消えるまでの時間(単位: 秒)。値が大きいほど残響が長くなります。
wet:エフェクト音と原音のミックス比率。0.0 ではエフェクトなし、1.0 ではエフェクト音のみになります。

ディレイ (Delay)

ディレイは、音を一定時間遅らせて繰り返し再生するエフェクトです。

delayTime:音を遅らせる時間(単位: 秒)。値が小さい場合は短い反響、大きい場合は明確なエコーを作ります。
wet:エフェクト音と原音のミックス比率。0.0 ではエフェクトなし、1.0 ではエフェクト音のみになります。

ディストーション (Distortion)

オーディオ信号を歪ませるエフェクトです。

distortion:歪みの強さ(0.0: 歪みなし、1.0: 最大の歪み)。
wet:エフェクト音と原音のミックス比率。0.0 ではエフェクトなし、1.0 ではエフェクト音のみになります。

コーラス (Chorus)

音にわずかな時間差とピッチ変化を加えることで、厚みを持たせるエフェクトです。合唱のような響きを作ります。

frequency:コーラス効果の揺れの速度(単位: Hz)。
depth:揺れの深さ(0.0: 揺れなし、1.0: 最大揺れ)。
wet:エフェクト音と原音のミックス比率。0.0 ではエフェクトなし、1.0 ではエフェクト音のみになります。

ワフ (Wah / AutoWah)

フィルターを動的に変化させ、音を「ワウワウ」と動かすような効果を作るエフェクトです。

baseFrequency:フィルターが開始する周波数。
sensitivity:感度、効果がどの程度入力音に反応するか(dB 単位)。
wet:エフェクト音と原音のミックス比率。0.0 ではエフェクトなし、1.0 ではエフェクト音のみになります。

イコライザー (Equalizer)

イコライザーは、音の特定の周波数をブースト(増幅)したりカット(減衰)したりするエフェクトです。
低音、中音、高音の調整を行い、全体の音バランスを整えるために使います。

Low (低音域): 20Hz~250Hz(キックドラムやベース)。
Mid (中音域): 250Hz~4kHz(ボーカルやギター)。
High (高音域): 4kHz~20kHz(シンバルやハイハット)。

フィルター (Filter)

オーディオ信号の特定の周波数を強調または減衰するエフェクトです。

type:フィルターの種類。以下の値から選択

  • lowpass: 高音域をカットし、低音域を通す。
  • highpass: 低音域をカットし、高音域を通す。
  • bandpass: 中間の周波数帯域だけを通す。
  • notch: 中間の特定の周波数帯域をカットする。
  • allpass: フェーズを変更しながらすべての周波数を通す。
  • peaking: 特定の周波数をブーストまたはカットする。
  • lowshelf: 低音域をブーストまたはカットする。
  • highshelf: 高音域をブーストまたはカットする。

frequency:フィルターが作用する周波数(単位: Hz)。たとえば、lowpass の場合、この周波数以上をカットする。
Q(Resonance):周波数範囲の鋭さ。値が高いほど、周波数カットのエッジが鋭くなります。
wet:エフェクト音と原音のミックス比率(0.0: 原音のみ、1.0: エフェクト音のみ)。

トレモロ (Tremolo)

音量を周期的に変化させることで揺れを作るエフェクト。

frequency:音量の変化速度(単位: Hz)。1秒間に何回変化するか。
depth:音量変化の深さ(0.0: 揺れなし、1.0: 完全に消えるまで揺れる)。
wet:エフェクト音と原音のミックス比率(0.0: 原音のみ、1.0: エフェクト音のみ)。

フランジャー (Flanger)

音に微小な遅延を加え、モジュレーションすることで「ジェット音」のような効果を作るエフェクトです。

delayTime: 遅延時間。
feedback: 遅延音の強度。
wet:エフェクト音と原音のミックス比率。

コンプレッサー (Compressor)

音量を均一化するエフェクト。大きい音を抑え、小さい音を持ち上げることで、全体のバランスを調整します。

threshold:音量が抑えられ始めるレベル(dB)。
ratio:音量をどの程度抑えるかの比率。

ビブラート (Vibrato)

ピッチ(音の高さ)を周期的に変化させることで揺れを作るエフェクトです。

frequency:変化の速度(単位: Hz)。1秒間に何回ピッチを揺らすか。
depth:ピッチ変化の深さ。0.0(揺れなし)から 1.0(大きな揺れ)。

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