地震の強さ(マグニチュード)の計算

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地震のマグニチュードは、地震が発するエネルギーの大きさを対数で表した指標値であります。揺れの大きさを表す震度とは異なります。
マグニチュードは1増えると地震のエネルギーが32倍になります。マグニチュード8の地震は、マグニチュード7の地震の32個分のエネルギーを持っていることになります。
下記の計算でマグニチュードと地震エネルギーの比較計算が出来ます。

比較 マグニチュードM エネルギーE
地震1  
地震2  
比較    
地震1と地震2
の差分
地震1と地震2
の比

マグニチュードMとエネルギーE(ジュール)との計算は
log10E = 4.8 + 1.5M、E = 10(4.8 + 1.5M)で計算します。

地震のマグニチュード(日本の大きな地震)

マグニ
チュード
名称 発生日 死者・
行方不明者数
8 濃尾地震 1891年10月28日 7,273
8.2 明治三陸地震 1896年6月15日 21,959
7.9 関東地震(関東大震災) 1923年9月1日 105,385
7.3 北丹後地震 1927年3月7日 2,912
8.1 昭和三陸地震 1933年3月3日 3,064
6.8 三河地震 1945年1月13日 1,961
8 昭和南海地震 1946年12月21日 1,443
7.1 福井地震 1948年6月28日 3,769
7.3 兵庫県南部地震
(阪神・淡路大震災)
1995年1月17日 6,437
9 東北地方太平洋沖地震
(東日本大震災)
2011年3月11日 22,199
6.5、7.3 熊本地震 2016年4月14、16日 273

ウィキペディアの「地震の年表 (日本)」より
世界の地震年表は「地震の年表」を参照ください。

震度とマグニチュードの関係

震度は ある場所における地震の揺れの強弱の程度を表すのが震度です。
マグニチュードと震度の関係は、マグニチュードの小さい地震でも震源からの距離が近いと地面は大きく揺れ、 「震度」は大きくなり、
マグニチュードの大きい地震でも震源からの距離が遠いと地面はあまり揺れなく、 「震度」は小さくなります。
ただし、地盤や地形に大きく影響されるため、場所によって震度が異なる場合があります。
震度階級による人の体感・行動、屋内の状況、屋外の状況は、下記の通りです。

震度階級による人の体感・行動、屋内の状況、屋外の状況

震度階級 人の体感・行動 屋内の状況 屋外の状況
0 人は揺れを感じないが、地震計には記録される。
1 屋内で静かにしている人の中には、揺れをわずかに感じる人がいる。
2 屋内で静かにしている人の大半が、揺れを感じる。眠っている人の中には、目を覚ます人もいる。 電灯などのつり下げ物が、わずかに揺れる。
3 屋内にいる人のほとんどが、揺れを感じる。歩いている人の中には、揺れを感じる人もいる。眠っている人の大半が、目を覚ます。 棚にある食器類が音を立てることがある。 電線が少し揺れる。
4 ほとんどの人が驚く。歩いている人のほとんどが、揺れを感じる。眠っている人のほとんどが、目を覚ます。 電灯などのつり下げ物は大きく揺れ、棚にある食器類は音を立てる。座りの悪い置物が、倒れることがある。 電線が大きく揺れる。自動車を運転していて、揺れに気付く人がいる。
5弱 大半の人が、恐怖を覚え、物につかまりたいと感じる。 電灯などのつり下げ物は激しく揺れ、棚にある食器類、書棚の本が落ちることがある。座りの悪い置物の大半が倒れる。固定していない家具が移動することがあり、不安定なものは倒れることがある。 まれに窓ガラスが割れて落ちることがある。電柱が揺れるのがわかる。道路に被害が生じることがある。
5強 大半の人が、物につかまらないと歩くことが難しいなど、行動に支障を感じる。 棚にある食器類や書棚の本で、落ちるものが多くなる。テレビが台から落ちることがある。固定していない家具が倒れることがある。 窓ガラスが割れて落ちることがある。補強されていないブロック塀が崩れることがある。据付けが不十分な自動販売機が倒れることがある。自動車の運転が困難となり、停止する車もある。
6弱 立っていることが困難になる。 固定していない家具の大半が移動し、倒れるものもある。ドアが開かなくなることがある。 壁のタイルや窓ガラスが破損、落下することがある。
6強 立っていることができず、はわないと動くことができない。揺れにほんろうされ、動くこともできず、飛ばされることもある。 固定していない家具のほとんどが移動し、倒れるものが多くなる。 壁のタイルや窓ガラスが破損、落下する建物が多くなる。補強されていないブロック塀のほとんどが崩れる。
7 固定していない家具のほとんどが移動したり倒れたりし、飛ぶこともある。 壁のタイルや窓ガラスが破損、落下する建物がさらに多くなる。補強されているブロック塀も破損するものがある。

気象庁の「気象庁震度階級関連解説表」より

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