No |
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ピタゴラス音階 |
純正律音階 |
平均律音階 |
1 |
概要 |
完全5度の音の音程比を2:3、
オクターブは1:2、
四度は3:4にして得た音階です。 |
音程比を、長音階は完全5度を2:3、
長3度を 4:5 に、短音階は完全5度を 2:3、
短3度を 5:6 にして得た音階です。 |
1オクターブ(音程比1:2)を12の半音に等分した音階です。
半音は音程比1:2^(1/12)で1:「2の1/12乗根」になります。 |
2 |
音程比
(セント値) |
E(ミ)とF(ファ)、B(シ)とC(ド)間の半音が
90セントで、それ以外の全音は204セント。 |
E(ミ)とF(ファ)、B(シ)とC(ド)間の半音が
112セントで、
それ以外の全音は204セントと182セント。 |
半音は100セント、全音は200セント、
半音+半音は全音 |
3 |
長所 |
5度(C(ド)とG(ソ))や4度(C(ド)とF(ファ))の和音ならば
協和音となり心地よい響きになる。 |
C(ド):E(ミ):G(ソ)、F(ファ):A(ラ):C(ド)、
G(ソ):B(シ):D(レ)、4:5:6、
E(ミ):G(ソ):B(シ)、A(ラ):C(ド):E(ミ)、
10:12:15となり、うなりのない響きになる。
全ての音の関係性が綺麗な比率で表されるので、
とても綺麗に響きあいます。 |
音程比が同じであるので、
移調・転調できます。 |
4 |
短所 |
主要三和音になると、うなりのある響きとる。
3度(C(ド)とE(ミ))の場合は1:81/64で、
不協和音となって濁ってしまう。
移調・転調できない。 |
音の並びが不均等であるために、
転調・移調がしづらいことです。
「D(レ)」「F(ファ)」「A(ラ)」の和音は27:32:40で、
濁った響きとなります。
移調・転調できない |
音階の比率は整数比ではないため、
綺麗に協和した音程は1オクターヴ上、下の音で、
それ以外一つもありません。 |
5 |
楽器 |
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バイオリン、三味線、トランペット、尺八 |
鍵盤楽器(オルガン、チェンバロ、ピアノ)、
打楽器(木琴、ビブラフォン)、
フレット付きの弦楽器(ギターなど) |